肌のごわつきが気になる?赤ちゃんのような柔らか肌を目指すスキンケア習慣のススメ
肌のごわつきは、手触りで自覚することはあっても、意外と周りの人は気づきにくいものです。しかし、自分の肌がごわついていると気分が上がりませんよね。肌触りが気になるとちょっと隠したくなることも。それだけ、肌のコンディションは人の気持ちを左右するものです。
明るい気分で毎日を元気に過ごしたいなら、ごわついた肌を柔らかく整えてみませんか? 心も一緒にほぐれていくのがきっと感じられますよ。まずは、ごわつきを感じる自分の肌の状態から知りましょう。
なぜ肌のごわつきが起こるの? ざらつき肌との違いは?
肌がごわついているのは、乾燥して角質層が厚くなっている「角質肥厚」と呼ばれる状態になっているから。外気や紫外線などの外的刺激から肌を保護する角質層は、乾燥すると、うるおいを守るバリア機能が損なわれ、さらに肌を守ろうとして厚くなる傾向にあります。そんな角質層の内部を見ると、肌サイクルが乱れて未成熟な角質細胞がどんどん蓄積。角質層の厚みが増して、ごわついた感触になります。
「ごわつき肌」と「ざらつき肌」は、どちらもよく耳にする言葉ですが、違いが分かりづらいですよね。「ごわつき肌」は、老化角質が蓄積して肌触りが硬く、ときに肌色がくすんで見えることも。一方の「ざらつき肌」は、同じく老化角質が蓄積して、ふっくらとしたハリを与える水分量が減っているのと、肌表面の角質が不規則にはがれているのが原因です。また、毛穴に詰まった角栓が肌触りをざらつかせている場合もあります。
「ざらつき肌」が気になる人には、「つるつる肌」へ導くセルフケアをこちらの記事で公開中!
赤みニキビやくすみの原因にも!肌悩みを引き起こす美肌の大敵「ごわつき肌」
本来なら規則正しいリズムの肌サイクルが乱れると、うるおいを守る働きが機能しなくなったり、キメが乱れたりと肌悩みを起こしやすいコンディションに傾いてしまいます。また、角質層が厚くなっているため、せっかく化粧品を塗布しても深くまで十分に浸透しないのも残念なところ。「ごわつき」が肌にどのような影響を及ぼすのか、代表的な肌悩みをあげてみましょう。
ごわつき肌が引き起こす肌悩み【シミ】
角質層が厚くなってごわついた肌を放置していると、肌サイクルのリズムが乱れたままでメラニン色素の排出がされにくくなります。メラニン色素が肌に留まって1か所に集中すると、シミが発生する原因になることがあります。
ごわつき肌が引き起こす肌悩み【毛穴の黒ずみ】
肌がごわついてキメが乱れると、毛穴の溝が深くなり目立ちやすくなります。このような状態が続くと、余分な皮脂や老化角質などが毛穴に溜まるようになり、これらが酸化して黒ずんでしまうのです。また、肌をざらつかせる角栓ができることもあり、しっかりケアしたいところ。
ごわつき肌が引き起こす肌悩み【ニキビ】
角質層が厚くなると、皮脂を排出する毛穴の出口がふさがれてしまいます。すると、毛穴につまった皮脂を栄養に必要以上に増殖したアクネ菌(皮膚常在菌)が炎症を起こす物質を産生することがあり、赤みと痛みを伴ったニキビが発生してしまうかもしれません。
ごわつき肌が引き起こす肌悩み【くすみ】
角質細胞そのものが少し黒みを帯びており、乾燥した肌の角質層はグレー味が強く出る傾向に。その上、角質が蓄積されて厚くなると光の透過を遮って透明感も損なわれるので、肌がくすんで見えてしまいます。
角質のサイクルに焦点を当てた「肌育スキンケア」で肌本来の柔らかな質感に
健やかに整っている肌は、規則正しいサイクルを繰り返しています。新しい角質細胞が表皮の一番下にある基底層で生まれ、成長をしながら表皮の表面にある角質層まで押し上げられた後に不要な老化角質となってはがれ落ちるまでが一つのサイクルです。
スキンケアをさぼりがちなのはもちろんNGですが、間違ったスキンケアを続けていると肌サイクルが乱れて、本来はがれ落ちるはずの老化角質が肌表面に残って「ごわつき肌」の原因になることも。赤ちゃんのような柔らか肌を目指すなら、肌サイクルのリズムを規則正しく整える3つのポイントに注目して「肌育スキンケア」を始めましょう。
【ポイント1】肌に負担をかけない摩擦の少ない洗顔を
まずは、老化角質や汚れを取り除くために、朝晩1日2回を目安に洗顔料を使った洗顔を行いましょう。「朝も洗顔料を使うの?」と思われるかもしれませんが、就寝中も皮脂は分泌されており、老化角質とともに肌表面に溜まっています。これらの汚れは水だけでは落としきれません。キメが整った美肌を手に入れたいなら、朝も洗顔料を使うのがおすすめです。
ただし、顔を洗うときに汚れをしっかり落とそうとして、力を入れてゴシゴシこするのはNG。 洗顔のたびに摩擦を与えていると、刺激と感じた肌が保護しようと角質層が厚くなる原因になります。洗顔料をたっぷり泡立てて、優しく洗うようにしましょう。すすぐときは、思っているより多めの回数を心掛けて、髪の生え際やフェイスラインの洗顔料が残らないようにしっかりと。熱いお湯も肌への刺激になるので、ぬるま湯を使うようにしてくださいね。
摩擦をやわらげる正しい洗顔方法について詳しくはこちらもご覧ください。
【ポイント2】保湿重視で乾燥が気にならない肌に
私たちの肌は健やかな状態を保つ「うるおいのバリア」によって、保護されています。肌が乾燥すると、このバリア機能が低下し、外的刺激から守ろうと厚くなった角質層が「ごわつき肌」の原因です。柔らかな肌をキープするなら、洗顔で汚れを落とした後の肌に保湿を重視したスキンケアを行いましょう。
化粧水の水性成分だけ、乳液やクリームの油性成分だけでは肌のうるおいを保てません。角質層に水性成分を補ってコンディションを整えてから、うるおいが逃げないように油性成分で閉じ込めるというステップで行うのが、スキンケアが基本。今はライトな質感の乳液やクリームが多く開発されているので、ベタつきが苦手な人はそのような化粧品からトライしてみてはいかがでしょうか。目元や口元など過乾燥な部分には、美容液をプラスするのもおすすめです。保湿力を高めてくれますよ。
保湿重視のスキンケアを習慣にするなら、こちらの記事もお見逃しなく!
【ポイント3】肌表面にこびりついた老化角質をすっきりオフ
老化角質が肌表面に溜まっていると、肌触りがごわつくだけではなく、保湿のために塗っている化粧品が角質層の深くまで浸透するのを妨げてしまいます。老化角質を取り除くスクラブ剤や拭き取り化粧水などをスキンケアの習慣に定期的に取り入れると、肌が徐々に柔らかくなり、肌本来の美しさを引き出します。ただし、敏感肌の人は肌荒れを起こしてしまう場合があるので、角質ケアを避けるか、使い心地が穏やかな化粧品を選ぶようにするとよいでしょう。
ごわつき肌のためのおすすめスキンケアアイテム「拭き取り化粧水」
拭き取り化粧水は、クレンジングや洗顔では落とし切れなかった、お肌に残っている余分な皮脂や汚れ、そして老化角質を拭き取って落とす役割があります。老化角質が取り除かれて肌が柔らかくなると、その後に使用する化粧品に含まれる成分が角質層に浸透しやすくなりますよ。肌のごわつきが軽減されるのも、うれしいメリットです。
FOUR SEEDSのモイストクリアローションは、アルコールをはじめ、パラペン、シリコン、鉱物油、合成香料、合成着色料フリー。摩擦を低減させるとろみのあるテクスチャーにこだわり、心地良い使用感の拭き取り化粧水です。植物由来の保湿・コンディショニング成分が、角質を整えながら柔らかく透明感のあるお肌に導きます。
拭き取り化粧水をもっと詳しく知るなら、こちらの記事も必見です!
ごわつく肌も心も柔らかに、素肌力をアップする肌育を続けましょう
「ごわつき肌」は肌触りが悪いだけに留まらず、赤みニキビやくすみなどの肌悩みを引き起こすことがあります。素肌力をアップするなら、「洗顔」「保湿」「角質ケア」をベースにした肌育スキンケアのステップを、きちんと習慣にすること。ごわつき肌が柔らかくなる頃には、自分の肌に自信が持てなかった心のこわばりもきっとほぐれているでしょう。